嗚呼ガラパゴス

連休最終日にアップしようとして間に合わなかった話です。 

今回ちょっと毒づきます。😅

 

5月8日にこんな記事が出ました。

 

「IZ*ONE」とは一体何だったのか…

    2年半で見えた日韓アイドルの「決定的な差」

 

よくぞ書いてくれました!

↓ とても面白いです。後でゆっくり読んでください。

以下、上の記事からの引用

閉鎖的かつ保守的な日本の音楽とアイドル状況に、IZ*ONEが大きな風穴を開ける存在になってほしいという願望を“JK-POP”と表現した。

だが、現実的にはそうならなかった。

結論から言ってしまえば、そこでは日本語曲の水準の低さが浮き彫りとなった。日韓で求められるアイドル像やビジネスモデルが異なるとは言え、素材が同じゆえに比較を免れることはできない。ファンからは日本語曲への不満が噴出した

より具体的に言えば、日本語曲はサビになったら全員で合唱し、ラップは(活動後期まで)ほぼなく、歌詞は日本デビュー曲の「好きと言わせたい」のように思春期的な恋愛模様ばかり。そのコンセプトは従来のAKB48グループと大差なく、メンバーたちの個性もまったく活かすことができていない「IZ*ONEの無駄使い」と酷評するファンも少なくなかった。実際、全体の活動の30~40%を日本語曲に費やしたことを考えれば、限定的な時間を有意義に使えたとは言い難い。

 

ここは一応フォローしとくと、日本の活動も含めてIZ*ONEだから。

イル活がIZ*ONEの幅を広げたことは事実だしカップリングには良曲も多いです。

ご機嫌サヨナラだって後に韓国アルバムにGOKIGEN SAYONARAとして収録されたのは、この曲が韓国サイドにも受け入れられたからでしょ。そこは認めないとね。しかしそのおかげで露呈したのがご機嫌サヨナラとGOKIGEN SAYONARAのミックスの違い

 

この2曲で明確に異なるのは、低音部だ。韓国語版は低音が強いのに対し、日本語版は控えめだ。ヴォーカルも韓国語版は伴奏に溶け込んでいるが、日本語版は一語一語がくっきり聴こえる。これは、日本語版ヴォーカルのリヴァーブ(反響)が弱いためでもある(「猫になりたい」も概ね同様だ)。おそらくミキシングにおける違いだと考えられる。

つまり、楽曲そのものではなくレコーディング後のポストプロダクションにおいて日韓で違いがある。では、なぜこうした差異が生じたのか?

 

これは自分も同じことを思っていて、いろいろな動画にコメントしてきたので

メジャーな媒体で言及されてとても嬉しい。😭

 

韓国版のGOKIGEN SAYONARAを聴いたときは、

まるで日本のミックスを添削さてるのかと思いましたよ。笑

 

日本のミックスって(あ、秋元系楽曲に関しての話です)オケの上にヴォーカルを乗っけたような感じだけど、韓国のミックスはメンバーの声をまるで楽器の音色のように扱っている気がします。だから全体で非常に馴染んでいるし、ひとつの調和されたサウンドとして届くから耳に心地よいのだと思います。

 

もうひとつが、「能力」説だ。端的に言って、IZ*ONEの日本語曲の制作スタッフに能力的な問題がある可能性だ。ベテランのエンジニアに訊いたところ、IZ*ONEの日本語曲は「音圧を稼ぎすぎるあまり、ダイナミックレンジを狭くして立体感を失っている」と分析した。 

 

うん、うん。うん。

 

なかでも2019年9月に発表された3rdシングル「Vampire」は、多くの不評を買った。楽曲そのものの質もあるが、前述したようなミキシングの問題がそこには見られた。

この曲は、くぐもったアナログ音のようなイントロから、ヴォーカルの入るAメロから通常の音圧にする趣向だ。こうした演出自体は珍しくないが、Aメロの音の抜けがきわめて悪いために、イントロ部分が上手く機能していない。実際、筆者がYouTubeではじめてこの曲に接したとき、PCにつないでいたスピーカーの問題だと勘違いし、接続や故障の確認をしたほどだった。ミキシングで完全に失敗している

 

そう、そう!

ラジオで初O.A.されたVampireを聴いたときは、マジか⁉︎と思いましたよ。

MVだけの特別な効果ならまだしも、イントロの馬鹿げたあの処理をCDで出してしまうなんて完全に悪手。Vampireを聴くたびにイラっとしてました。😡

 

もちろんそれは「Vampire」の“仕様”だったわけだが、筆者が自然体で発見してしまったこのミキシングの問題は、世界中のファンから指摘されている。その一部はYouTubeのMVにおけるコメント欄で確認できるが、そのほとんどは英語によるものだ

 

全くその通り!

本当にVampireのMVのコメント欄はいつ見てもヒドかった。😫

日本のカムバがあるたびに心配していたのがコレですよ。

 

しかもそれに対し「ヴォーカルのミキシングが失敗」「これは典型的なJ-POPのサウンド」といったやり取りが交わされている。

 

いやいや、秋元系のミックスをJ-POP全体のサウンドみたいに言うなし

秋元系以外の日本の曲のミックスはそんなにペラくないから。

 

ちょっと前のAKBの話だけど、宇多丸さんからも指摘されてます。

宇多丸 最高にいいスピーカーのシステムがないと鳴らしきれないくらい。普通のJポップだってパソコンから出る音を想定して作ったようなものばっかりの中でね。だから、AKBのその「マスタリングしてるの? これ」っていうペナペナさは、「別にパソコンで聴くんなら関係ねえだろ、おまえら」って感じなのかもね

 

 

 ・・・・・

 

 

もうね、ちょっとぶっちゃけますよ。

 

 

 

ズバリ、戦犯はこの二人

 

 

 

レコーディングディレクター:田中博信氏

だいぶ昔の記事だけど、今も全然変わっていないと思われ

レコーディングは、1人で歌うよりも音圧が出ることから、必ず4人ずつブースに入る。結果、そのときのブレンドで音色が変わる。この作業を5年間、1人の司令塔が見守ってきたからこそ、今日まで軸はブレなかった。そして一気に大ブレイクポイントを迎えたとき、メンバーの個性を生かしつつ、普遍性を持つ楽曲を生み出すことができたわけだ。

ハア?😩

いくら人数が多いからって…、一人づつ録れよ

 

IZ*ONEの日本でのレコーディングも複数人で同時に録ってますね

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↑ 写っているのは3人だけど手前にも譜面台があるから4人いるかも

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↑ これはAKB専用のレコーディングブース。反対側にも2人います。

 

 

ちなみに韓国でのレコーディングは一人づつ録っています。

 

 

レコーディングが良質な素材の下処理ならミキシングは調理と同じ。

シェフの腕前が問われますね。

 



ということで、もうひとりの戦犯

 

 

サウンドクリエイター:松本靖雄氏

【最近作&代表作】
 乃木坂46欅坂46吉本坂46、日向坂46、22/7、Thinking Dogs柏木由紀、AiiA、AKB48NMB48SKE48HKT48STU48、NGT48、ラストアイドル、IZ*ONE(全てMix及びMas)

 

ほぼ全ての秋元系楽曲のミックスを手がけています。

 

ZeeQ 氏のホームページより

2018年オリコンシングル年間チャート。

1位~10位内で、
まさかの1位~9位の全て。

また、1位~30位までで見ても、
実にその半分の15作品もの楽曲のmix、
マスタリングを担当させて頂きました。

勿論、その理由は秋元康先生、アーティスト様によるところがが多大では有りますが、

結果的にこれ程多くのヒット作品に携わらせて頂けました事は、
イコール、私の創り出した音を日本国内のほぼ全ての方が、
一度は耳にされたであろう事かと思いますと、
エンジニア冥利に尽きます。

リスナーの方へは心から感謝申し上げます。 

とか

オリコンアルバムチャートで断トツの1位です!

とか

オリコンルバムチャートで圧倒的1位です。

とか、

 

自慢話の多いこと😓

まあそれは良いのですが…

 

ちょっと前の記事です。 

当時のエンジニアは、アナログを推奨する人はかなり少なかったんですが、自分に武器がないと業界内で出て行けないと思い、自分なりにアナログを追求したんです。そのおかげで、現在、自分の武器の1つになっている

ほぉ

音響内装デザインは自身で行い、スタジオの音響設計の際に一般的に採用される測定データ主義でなく、出てる音を聞いた自分の感覚で各遮音、吸音材を何日もかけて調整しました。 

んー?

1個1個の積み上げと言えば、TDについても言えることで、トラック1つたりとも手を抜いていません。そのトラックだけでも曲を通して聞くことができるようなクオリティまで音を作り込みます。プレーヤーの、演奏にかける思いを損ねたくないという気持ちもありますしね。「ミックスしたカラオケのバージョンもいいですね」とよく言われるんですけど、それはとても嬉しい言葉ですね。

お世辞を真に受けるな

 

記事を読むと何かにつけアナログ時代のノウハウをご自慢していらっしゃるようですけど、今のデジタル環境でいいサウンドを作れないなら全く意味がありませんって。

こんな人が重鎮なんだから嫌になっちゃいますよ。

まあ自分ははっきりと老害って言っちゃいますけどね。小声で…

 

そして今回ひさびさにホームページを見て知った驚愕の事実

 

 

2020年2月にリリースされたGFRIENDのCrossroadsですが

カムバ時になんか音が薄くてミックス悪いなーと思っていたら

 

なんとこの人がMix&Masteringしてました!

今回どんな経緯で私へオファーが来たのかはわかりませんが、初めての韓国から直接のオファーで、
MIX、Masteringをかなり繊細に、
かつ緻密にやり取りを繰り返し、
結果、約3週間余りかけ、
今までにない程ジックリ丁寧に完成させていきました。

勿論、それに見合った完成度となっており、
個人的にもかなり満足のある仕上がりとなっております。

 血迷ったか韓国スタッフ

でも次は無かったみたいですね。

 

何でこんなにペラいミックスばかりなの?

と思っていたらこんな記事を見つけました。

 秋元康の持論に「ヒット曲に大事なのは田舎の漁港のスピーカーから聞こえるかどうか」というものがある。筆者がかつて『別冊カドカワ 総力特集 秋元康』の制作を担当していた時に聞いた話だ。かつて80年代に『ザ・ベストテン』の構成作家をやっていたときに、鹿児島の漁業組合の拡声器のような小さなスピーカーで、音が割れるようなひどい音質で田原俊彦の「NINJIN娘」を聴いた。その時に「これが歌謡曲なんだ」と思った、という話。

😩 😩😩

 だが、それを踏まえてAKB関連の楽曲のサウンドを高音質なヘッドホンで聴くと、どの曲においても「不自然なほど低音域がカットされている」ということに気付くはずだ。最先端のテクノロジーを駆使して田舎の漁村のスピーカーや小さなラジカセをシミュレートしているような、そんな不思議な感触がある。

😩 😩😩😩 😩😩 

それ、褒めてるのか貶してるのか…

 

乃木坂46ハルジオンが咲く頃』Short Ver.

うーん。初めて聴いたけどペラいねぇ… 

 

で、結局はこの人がラスボスってことか。一番の元凶。

(これを見れば明白ですよ)

 

 ↓ なぜかこの動画だけYouTubeの再生に限定されてる?

  

まあー、これを見ると田中さんを始め、全てのスタッフのご苦労もわかりますけどね、もはや秋元工場の歯車となって流れ作業的に楽曲を粗製濫造してるのに等しいでしょう。

 

韓国アゲする気は毛頭ないのですが、韓国は必死ですよ。命掛けて制作してますよ。だって彼らは一度の失敗が文字通り命取りになるから。

 

ダンスの振りを前日とか当日に覚えるとかありえない。そんなダンスが1日10時間以上1ヶ月近く練習する韓国のダンスに勝てるわけなかろうが。ねえ。

 

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そっくりそのままお返しします!

 

 

 

 

 

 

 

 

あー、毒吐いちゃったなぁ。

毒吐くと疲れるなー。

 

 

最後に、面白い記事があったのでリンクします。

 

この人に秋元系楽曲の感想を聞いてみたいよ。



 

 おまけ

一応、このドキュメンタリーを全部リンクしておきます。 

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4はなぜか「お住まいの国ではブロックされています」で視聴不可

 ↓ なぜかこの動画だけYouTubeの再生に限定されてます

 ↑ このサムネ、タイムマシーン3号の関さんそっくり。笑

 

 

 

明日はHKTの配信〜!


 

追記

Eat-ting Trip3 いまだに新しい動画UPしてくれるのありがたい

youtu.be

youtu.be

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www.youtube.com

 

 

以上。